おちゃらけ勉強術 計画作成編その一
ひとつのことを続けていくには計画が不可欠です。
しかし、「今年は受験があるし、毎日死ぬほど勉強するぞ!」とか「有名な参考書を片っ端からやりつくすぞ!!」など、根性にたよると大抵二ヶ月も続きません。それに、これらは、計画でもなんでもありません。
計画を立てるときには、長期・中期・短期の三つのスパンで考えてみると言うのはどうでしょうか。
受験勉強の計画だと、短期は一週間、中期は二ヶ月ぐらいでしょうか。とにかく、何をやるにしても、短期の計画は絶対に必要と考えます。
しかし、計画をたてずに勉強をはじめる人がけっこういます。「計画をたててもどうせ実行出来ないから」とか「計画に追われるのはプレッシャーになってつらいから」とか「そもそも計画の立て方がわからない」など、言い訳は様々です。
計画をたてるというと、計画の中身ばかり考える人がおおいように思いますが、計画は『立てること』それ自体に最も大きな意味があると考えます。
ある意味で受験勉強とは、現状の学力から、合格最低点より少し高いところまでつないでいく作業です。大抵の国立大学の合格最低点は乱高下することはありませんから、過去問演習を春先までに一度やっておけば、ゴールの設定はそれほど難しいものではありません。
どんなにラフでも、計画作成時には、最終的になにをやらなければならないかを一応考えます。つまり、「全体像の把握」です。
全体像を把握した上で、「やるべきこと」をスケジュールに落とし込んでいく。この作業を「自分で!!」でやっていくことが、努力を続けて目標を達成するためにとても大きな意味を持つと考えます。
昨今は面倒見の良さを売りにする塾が多くあり、受験に関するすべてを塾関係者に丸投げする生徒が多くなってきているようですが、「あんぽんたん」への階段を着実にかけあがっているようにしか思えません。
新しいこと、まだ自分が理解していないことに取り組む場合、何をどの程度のペースでやれるかなど自分で正確にわからないのは当然です。「やってみなければわからない」部分は必ずあります。
やってみて、計画通りにいかなえれば、修正すればいいだけです。計画はつねにかわって当然です。そうすることで自身の受験勉強を「対象化」できるのです。
とにかく、計画は「自分で」立てましょう!